1949-05-10 第5回国会 衆議院 厚生委員会 第17号
今日の社会情勢においてそれだけで十分であるかという問題になりますれば、あるいは今日におきましては、もつと十分なるたくさんのケース・ウワーカーの有給の人を増さなければならぬという問題も起り得るのですが、それかと言つて民生委員制度そのものが、根本的に今日の情勢において否定さるべきものがあるという問題になりますれば、私は相当に考えなければならぬものがあるのではないかというふうに考えておるのであります。
今日の社会情勢においてそれだけで十分であるかという問題になりますれば、あるいは今日におきましては、もつと十分なるたくさんのケース・ウワーカーの有給の人を増さなければならぬという問題も起り得るのですが、それかと言つて民生委員制度そのものが、根本的に今日の情勢において否定さるべきものがあるという問題になりますれば、私は相当に考えなければならぬものがあるのではないかというふうに考えておるのであります。
それと別個に、たとえて申しますれば、現在の兒童福祉司というような有給のケース・ウワーカーを漸次増して行くかという御意見のように考えますが、これはまた別個の問題として考えたい、かように考えております。
どうしても子供の問題はやつぱり家庭指導から始めて行かなければ本当のことにならないというような点から、もつと科学的な指導法、つまりケース・ウワーカーとしての十分な働きができるように、ケース・ウワークの働きの何物であるかというような指導を中央で、或いは地方的に指導されて行きましたならば、或いは民生委員としての仕事も十分にでき、そこへ指導委員という職を加えられましても、できるかも知れないというようなことを
吏員ではありますけれども、從前の考えの役所の机の上で仕事をするというふうな考え方を全然廃めまして、現地に出まして実際に兒童或いは妊産婦の福祉に関しまして仕事をする、いわゆるケース・ウワーカーと申しますか、本当の街に出て仕事をして貰うということを狙いといたしておりますので、これは兒童吏員という名称でありながら、而も今までの制度とは非常に変つた新らしい形であるのであります。